前奏曲集(第一巻)
Préludes,
Premièr Livre
曲目
(全12曲) 概説 : 1910年に短期間で作曲された,ドビュッシー晩年の作品。既に1903年には『ペレアスとメリザンド』(1902年)の成功によって作曲家としての評価も確立し,翌年にはレジオン・ドヌール賞を受賞。押しも押されぬ大家となっていたドビュッシーだが,この当時は既に病気も徐々に進行し,経済的にも豊かとは言えない状態に置かれていた。出版元のジャック・デュランも「この病に苦しむ作曲家がすぐに売れる作品に手を回すことができて,ほっとした」と懐述している。初演の際も作品集中から数曲ずつが選ばれて演奏されたように,『前奏曲集』は必ずしも同時に演奏されることを意図したものではなく,作曲者自身も「全ての曲が上出来だとは思わない」とコメントしている。のちに出版される第2巻と並んで24曲となるが,調性を意識したものではなく,とくに第1巻はそれまで作曲者自身が培ってきた音楽的語法の集大成的な性格が強く,第2巻は新たなる音楽的表現を目指した実験的性格が強いとされる。1913年に作曲者自身が録音したピアノ・ロール版があり,1985年にはロイ・ホワット(Roy Howat)氏の監修による別版も出版されている。10曲を納めた自筆譜はアルフレッド・コルトー氏が生前に所蔵。 |
作曲・出版年 | 1909年12月7日〜1910年2月4日作曲。出版1910年5月,デュラン社。 | ||||||||||||||||||||
編成 | ピアノ独奏 | ||||||||||||||||||||
演奏時間 | 約43分(全体) | ||||||||||||||||||||
初演 | 1910年5月25日,作曲者(1,2,10,11曲)於独立音楽協会演奏会。1911年1月14日,リカルド・ヴィニェス(5,8,9曲)於国民音楽協会演奏会。1911年3月29日,作曲者(3,4,6,12曲)。 | ||||||||||||||||||||
推薦盤 |
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(2002. 1.12)
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